追加情報
時間 | 【午前】一席:10:30~12:00, 【午後】二席:13:00~14:30 |
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格式の高い書院(広間)の茶と、侘びの狭い空間を共有する草庵の茶を今に伝える古儀茶道藪内流の道統を、14代 400余年にわたり革新とともに護り伝えてきた藪内家。
この度のことなり塾は、古儀茶道藪内流 季節を楽しむお茶席体験です 。
新緑さわやかな季節のこの度のことなり塾は、『古儀茶道藪内流 季節を楽しむお茶席』。
端午の節句のお茶席とあわせて、藪内家に伝わる大将飾りの特別鑑賞をしていただきます。
もちろん燕庵をはじめとした茶室・露地の特別見学もございます。
通常非公開の藪内燕庵を訪れ、藪内流茶道の歴史と茶風、世俗を超えた非日常の世界と、もてなしの空間をご体験いただきます。
【体験内容】
表門 ⇒緝熈堂(解説、大将飾り鑑賞、雛のお茶席) ⇒緝熈堂露地 ⇒雲脚露地 ⇒談古堂 ⇒雲脚 ⇒燕庵露地 ⇒燕庵
※各茶室内は露地からの見学となります。
武野紹鷗に茶の湯を学び、千利休と親交を深め、古田織部の義弟でもあった、流祖 藪内剣仲紹智 以来、約400年にわたり連綿と伝えられてきた古儀茶道藪内流は、日本茶道文化が辿った歴史そのものと言っても過言ではありません。
この度のことなり塾は、古儀茶道藪内流 季節を楽しむお茶席です 。
・藪内家に伝わる大将飾りの特別鑑賞。
・藪内流のお点前によるお茶席。
・藪内燕庵 執事による、藪内家の歴史と茶風の解説。
・藪内流茶道の象徴、重要文化財“燕庵”を中心とした茶室および露地庭園見学。
をご案内いただき、日本独特の思想、文化にまで昇華された“もてなしの心”~季節を感じる特別茶席です。
※茶室内は露地からの見学となります。
【藪内家の歴史】
藪内家は茶家として現在14代、400余年の歴史を伝えています。
流祖藪内剣仲紹智(やぶのうちけんちゅうしょうち)は武野紹鷗(たけのじょうおう)の最晩年の弟子で、「紹」の一字を頂き、縁の道具も伝えられています。また兄弟子千利休の勧めもあり、大徳寺の春屋(しゅんのく)和尚に参禅し、「剣仲」の道号を授かります。
剣仲は利休及び古田織部との親交が深く、利休から茶室「雲脚」を、織部からは茶室「燕庵」と露地・表門等賜っています。
当初、藪内家の住まいはまだ現在の地でなく下長者町新町のあたりにあり、西洞院正面に移ったのは、二代月心軒(げっしんけん)が代を継いで13年後の1640年、西本願寺十三世良如(りょうにょ)上人の招きに依ります。1644年正月七日には、初めて本願寺門主に茶菓を献じ、以来、今日に至るまで、正月7日には門主へ献茶が続いています。
月心軒は屋敷を現在地に移した後、次第に藪内家の基礎を固め、師家相続を世襲として一子相伝を伝えることになりました。利休や織部とともに茶の湯の基盤を形成した剣仲、藪内流の基盤を形成した月心軒、草庵の茶と書院の茶を併せもっている藪内家の原点を築いた百年余りといえます。
以降、400年にわたり道統を守り伝え、今当十四代允猶斎(いんゆうさい)は次の時代に繋がる新たな期を築いています。
【藪内流の茶風】
藪内流の茶風は、利休時代の書院作法と小間の作法の両様を兼ね備えた「古儀茶道」として現在に至っておりますが、二代月心軒以来明治の時代まで、本願寺の茶道師家として本願寺の茶の湯全般を取り仕切ってきた歴史・経緯が、利休時代の書院における「台子の茶」、小間での「侘びの茶」この両様を護り続けてこられた所以でもあります。
また、点前の所作にもよく現れていて、「藪内流の点前は武家点前」と言われますが、それは点前帛紗を腰の右側につけ、所作が大振りであること等が、そのように呼ばせているようです。
藪内流の茶法では特に「正直・清浄・礼和・質朴」という言葉が用いられます。それは「正直を以て心を守り、清浄を以て事を行い、礼和を以て人と交わり、質朴を以て身を修める。」これを茶法の基本としているからです。
【ご案内の内容】
表門前 集合
①表門
この門は茶家の門ではなく武家門です。古田織部が大坂夏の陣を前に流祖剣仲に託したものの一つと伝えられます。
②緝熈堂(しゅうきどう)
緝熈堂は家元の主座敷です。西本願寺から移築されたもので、本願寺十七代門主法如上人の居間であった書院を、移築の際、茶座敷に使えるように変えられました。
緝熈堂では、
・藪内家の歴史と茶風について、藪内燕庵 執事小林様による解説。
・藪内流 お点前による茶席。
・大将飾りの鑑賞
をご体験いただきます。
~参加者の皆様をお迎えするにあたり選ばれた、当日のしつらえについての解説など、亭主の心遣いに触れていただきます。
③緝熈堂露地
この露地は、燕庵および雲脚の露地に対する外露地の役目もしている露地です。
④雲脚露地(うんきゃく)
簡素な趣を呈しており、流祖剣仲の生きた時代を偲ばせます。
⑤談古堂(だんこどう)
六畳敷で長屋の一部を囲ったというような形をしています。
織部板を入れたいわゆる織部床をさらに簡略化した形式で、軽妙な床の手法が見て取れます。
※茶室内は露地からの見学となります。
⑥雲脚
流祖剣仲が利休から相伝の祝いとして贈られた茶室です。
利休からは、この茶室と共に炉・風炉用道具一式と「雲脚」の瓢形の板額も贈られています。
※茶室内は露地からの見学となります。
⑦燕庵露地
・中露地
・腰掛待合
・内露地
もとは利休の屋敷にあったものを流祖剣仲が所望し、小袖三つと交換したと伝わる飛石「三ツ小袖石」。足利義政遺愛と伝えられている燈籠「雪の朝(あした)」。ほか伝来の茶道遺跡を有し、国の名勝に指定される露地をご見学いただきます。
⑧燕庵(えんなん)(重要文化財)
この度のことなり塾、クライマックスは藪内家を象徴する茶室、燕庵です。
流祖剣仲が織部から譲り受けた茶室で、屋根の妻には「燕庵」の額が掲げられおり、村田珠光筆と伝えられるこの額は、利休から託されたものです。
藪内家は織部から譲られた茶席を厳しく守ることで、古儀の茶法を一途に伝えてきました。草庵様式の中に書院様式を取り入れた藪内家の茶法を、燕庵は語り続けており、流祖以来の姿を忠実に今日に伝えているのです。
※茶室内は露地からの見学となります。
予約申込受付期限: 予約希望日の24日前、4月3日まで
※集合場所は 藪内燕庵 表門前にご集合ください。 です。
集合時間は開始時間の10分前
一席にご参加の方:10時20分
二席にご参加の方:12時50分です。
集合場所は、藪内燕庵 表門前です。
開催の10分前までに集合ください。
見学料、ガイド料、お茶席会費、茶菓代
※食物アレルギーをお持ちの方は、必ず予めお知らせください。
※藪内燕庵内の建築物、露地、遺跡、障壁、襖など全て貴重な文化財です。服装、持ち物など十分なご配慮をお願いいたします。
※飲食物の持ち込みは禁止しております。
※靴下の着用をお願いいたします。
※【完全予約制】参加は予約者のみとなっております。
※開催日7日前から3日前は20%、前日、前々日は80%、当日は100%のキャンセル料をもらい受けます。
※キャンセル時のご返金の振込手数料はお客様にご負担いただきます。
お一人様
〇お客様のご都合による予約の変更・キャンセル
開催当日、現地においてお客様の本人確認を行う場合がございます。ご予約確定の際にこちらからお送りする返信メールを当日まで保管してください。
1.お客様からのキャンセルは、必ず弊社指定のメールアドレスまでお知らせ下さい。弊社指定メールアドレスは予約完了時にご案内いたします。また、開催当日にキャンセルのご連絡をいただく場合は、事前にお知らせする当日連絡先までお電話ください。
2.キャンセル料算出の基準となる『起算点』を、開催日の午前0時(日本標準時間)と設定しています。下記のキャンセル料を基準としておりますが、企画の内容によっては変動がございます。企画毎のキャンセルポリシーを必ずご確認ください。
3.開催日の前日、当日のキャンセル、またはご連絡のない不参加をされた場合、販売価格の100%をキャンセル料としてもらい受けます。
4.開催日の前々日にキャンセルされた場合、販売価格の80%をキャンセル料としてもらい受けます。差額についてはご指定の口座へ払い戻しをいたします。払い戻しの際にかかる振込み手数料はお客様にご負担いただきます。
5.開催日7日前から3日前にキャンセルされた場合、販売価格の20%をキャンセル料としてもらい受けます。差額についてはご指定の口座へ払い戻しをいたします。払い戻しの際にかかる振込み手数料はお客様にご負担いただきます。
6.予約管理システムの機能上の理由により、開催7日前以前においても、お申し込みから25日目以降のキャンセルについては、10%のキャンセル料をもらい受けます。払い戻しの際にかかる振込み手数料はお客様にご負担いただきます。
〇 最低催行人数に満たない場合の催行中止
「京都春秋 ことなり塾」の各企画では、企画毎に設けた最低催行人数に申込者の数が満たない場合は、催行を中止いたします。催行中止の際はお支払いいただいた全額をご返金いたします。また、その際にかかる費用は弊社で負担をいたします。その他、運営側の都合で催行中止をする際は同様にご対応いたします。
天災などによる催行中止
災害などにより企画の催行中止を決定する場合がございます。その際はお支払いいただいた金額を全額ご返金いたします。また、その際にかかる費用は弊社で負担をいたします。
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